川口そごう跡地予想

1991年に開店し、2020年現在29年間川口の顔として活躍してくれていたそごう川口店が、2021年2月28日(日)30周年の年に多くの人々に見送られながら閉店しました。

何度も危機を持ちこたえてきてくれただけにショックです。「本当に住みやすい街2020大賞」で川口が第1位を獲得したことに貢献してくれたことは間違いないでしょう。

ロフトが2021年4月23日(金)にアリオ川口店2階に川口ロフトとして移転オープンしてくれたのは朗報ですね。

そんなそごう川口店に感謝の想いと閉店後のエールを込めて今後を分析していきたいと思います。

2004年閉店の丸井の跡地は今

丸井川口店だったビル

今では誰も信じてくれませんが、川口駅には丸井とそごう、二つのデパートがあった時期がありました。

丸井はそごうよりずっと前、1972年(昭和47年)に開店し、2004年に閉店するまで、川口そごうと肩を並べて営業していた時期が12年間もあります。

丸井の跡地は今、上層階は飲食店、100円ショップなどの店舗、下層階はゲームセンター、パチンコ店として活用されています。

こちらも建物が40年以上になりますので、もしかしたら近年中に解体の話も出るかもしれません。

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2019年閉店のザ・プライス川口は

ザ・プライス川口店跡地

ザ・プライス川口店は2019年5月閉店後、すでに思い切った解体工事が進んでいます。

2022年完成予定でタワマンも含む川口銀座通り再開発の目玉でもあります。

元々、1970年にイトーヨーカドー川口店として開店していますから、建物自体も48年間のご長寿でした。

思い切った建て替えに踏み切れたのはいろいろな要素があると思いますが、川口の発展性を見据えての判断でしょう。

川口そごうの跡地予想と現時点での予定

上記の近隣の大規模店跡地2か所の状況から考えると、川口そごうは建物を壊さずに活用されるのではないかと予想します。

川口そごうのエレベーターは、外が見える作りになっていて、川口駅周辺を一望できます。たまに乗ると景色が新鮮でわくわくしました。

ぜひ、また乗れる日がくるといいです。

川口駅から直結通路でつながっている3階入り口には、1時間おきに音楽と共にお人形が顔を出して踊るカラクリ時計もあります。こちらは小さい子供達に人気ですが、たまに見ると大人でも楽しめました。

こちらはまた活用されて欲しいですが、人形の管理やシステムの維持が大変そうなので厳しそうです。

川口そごうの跡地の一部であるこの時計台前は当面の間『そごう川口時計台広場』として、「川口駅前ときめきマルシェ」などの期間限定イベント会場として活用されはじめています

2021年6月現在、建物の1階部分は、予防接種の大規模接種会場としても活用されています。

川口そごうの跡地活用中!川口駅前ときめきマルシェのポスター
2021年川口駅前ときめきマルシェのポスターの一部

屋上はいろいろと試行錯誤されていて、期間によってはビアガーデンの運営と、ちょっとした子供の遊び場、緑の小道がありました。小さな仕掛けスポットを継続してきたことが、30年近く愛されてきた秘訣のひとつでもあったと思います。

エスカレーターは贅沢にもどちらからも上下行けるよう、中央に4本あります。この贅沢さは利用する側にはありがたいですが、管理運営費はかかりそうです。

換気の仕組みなども古くなってきているでしょうし、現在の社会情勢上、思い切って建て直すという選択肢もでるかもしれません。

ただ、ザ・プライス川口の跡地が現在改築中ですので、近隣商店街への影響も考え、大規模工事が2箇所同時に行われるとは考えにくいです。

しばらくは建物をそのまま活用し、丸井の跡地同様、店舗やクリニック、趣味の教室などが入ると考えます

2021年2月28日(日)閉店間際の川口そごう

2020年9月10日に5階にあった『埼玉画廊』がペデストリアンデッキ直結(マクドナルド左の入り口横)に移転しました。

川口そごう閉店後もマクドナルド、サンマルクカフェ、銀座ライオン、埼玉りそな銀行などは今まで通り営業しています。

川口市が駅周辺に美術館を作る計画も浮上しているので、閉店間近なこの時期に、埼玉画廊が川口駅から直通できる場所に移動したことも意味がありそうです。

跡地活用として、家電量販店が入居する噂もありましたが、川口駅から徒歩圏内の大型ショッピング店にはすでに電気屋さんが入っています。

アリオ川口店にはジョーシン、ミエル川口にはヤマダ電機テックランド、ララガーデン川口にはノジマ、というラインナップです。

2021年5月23日時点の地元商店の話では「三井不動産が買い取ったらしい」との噂もあるようです。

近くのララガーデン川口が三井不動産です。三井といえばアウトレットパークや銀座のCOREDO室町系です。

もしも三井不動産が母体となるなら、系列施設を踏襲しつつ、芸術系要素も取り入れた新しいタイプの商業施設を展開してくれるかもしれませんね。

いずれにせよ、噂の範囲ですので詳細はまだ未定ですが、何か希望の持てるような跡地活用になるといいです。

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まとめ

2021年3月1日閉店後の川口SOGO

30年近く地元の人々に愛されている川口そごうの閉店はとても寂しいです。

最終日は多くの方に見送られながら幕を閉じていました。

従業員のみなさまとのお別れを悲しむ方もたくさんいらして、本当に地元の方々に愛されていたのだなと思います。

従業員のみなさまと共に長い間大変おつかれさまでした!

川口そごうの跡地の一部は、期間限定イベント会場として活用されはじめました

今後長期的な再活用に向けたテナント等の詳細はまだ未定ですが、すてきに活用されることを願います。

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